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Nikkor Micro 55mm F3.5はどんなレンズ?
ニコンのカニ爪がついた「Aiレンズ」です。
Nikkor Micro 55mm F3.5は1977年に発売されたレンズで、後継品としてNikkor Micro 55mm F2.8が発売されました。
ニコンD700シリーズなどのデジタル一眼レフでは、絞り優先で撮影するも出来ます。
レンズで設定した絞り値(F値)がカメラにも伝わるので、カメラが的確なシャッタースピードを自動で決めてくれるという仕組みです。
画角は50mmより少し長い55mm。
APSCセンサーサイズのカメラで撮影すると、82.5mmになるので中望遠レンズ扱いとなる訳です。
個人的には焦点距離50mmのレンズを付けてフィルムで撮ることが多いので、APSCセンサー搭載のα6600で撮るとあまり慣れていない画角になることは否めません。。。
さて、そろそろ肝心のマクロ撮影の話をしましょう!
最短撮影距離は24cm。
最近、レンジファインダーフィルムカメラのZEISS IKON ZMでも写真を撮り始めたのですが、レンジファインダーの最短撮影距離は約70cmです。
それと比べるとかなり被写体に寄れるので感動してしまいます。
そして、最大撮影倍率は0.5倍(1/2倍)。
下にも書いていますが、正式に言うとマクロレンズではなく、ハーフマクロというものになります!
マクロじゃなくてマイクロ??
近接撮影で拡大撮影できるレンズを一般的にはマクロレンズと言いますよね。
ニコンの近接撮影用のレンズはなぜかMicro(マイクロ)ニッコールとネーミングされています。
理由の真実はニコンのみぞ知ると言った感じです。
マイクロ=マクロという解釈で問題ないと思います。
NIKONさんの良い意味でのこだわりなんでしょう!!
※正確に言うと、マクロレンズは等倍以上で撮影できるレンズと定義されています。
Nikkor Micro 55mm F3.5の購入方法
ザックリとレンズのスペックをご紹介しましたが、「一体どこで購入出来て、いくらくらいなんだ??」という質問あると思います。
そこそこ流通量も多いので、、中古カメラ屋さんで簡単に見つけることができると思います。
ネットでもヤフオクやメルカリでも販売されているので、ポチっちゃうのも大アリだと思います。
価格も非常にリーズナブルで1万円もあれば手に入れることができるはずです!
今回は、ミラーレス一眼カメラ SONY α6600にマウントアダプターを付けてNikkor Micro 55mm F3.5で撮影してきました!
鎌倉のお寺巡りしながらの撮影だったので、ゆるいスタンスで撮影してきましたので、ほんの少し優しい気持ちで写真見せてもらえたら!です。
Nikkor Micro 55mm F3.5作例(鎌倉)
梅が少し散り始める鎌倉にNikkor Micro 55mm F3.5で撮影に行ってきました。
撮影順:北鎌倉駅 ▶︎ 円覚寺 ▶︎ 明月院 ▶︎ 報国寺 ▶︎ 鶴岡八幡宮 ▶︎ 鎌倉駅
マクロレンズの長所を活かして、接写を多めに撮影してきました。
この日は、Nikkor Micro 55mm F3.5しか使わないとマイルールを設けていたので、絞り気味で風景も撮ってきましたが、悪くないなと思いました。
写りもかなりシャープですし解像度もとても高いと思います。
55mm F2.8の廉価版なんて言われていますが、少し暗めと言うだけで全然使い勝手良いです。
撮影地:円覚寺
1282年 鎌倉時代に北条時宗が中国・宋より招いた無学祖元禅師により、円覚寺は開山されました。
円覚寺の寺名の由来は、建立の際、大乗経典の「円覚経」が出土したことからといわれます。
JR横須賀線「北鎌倉駅」下車徒歩1分
円覚寺のURL
撮影地:明月院
明月院は別名アジサイ寺として親しまれています。
数千本あるアジサイは「明月院ブルー」とも言われているそうです。
1159年、平治の乱で戦死した山ノ内首藤俊通の供養として息子の經俊が明月庵を建立したのがはじまりとされています。
本堂奥の裏手に広がる庭園は通常非公開ですが、ハナショウブ開花期と紅葉期のみ公開されています。
JR北鎌倉駅より徒歩10分
明月院のURL
撮影地:報国寺
庭園内の約2,000本もの孟宗竹が見事で撮影スポットになっています。
竹林の中には茶屋もあるので、少しホッと息をつきたい方は休憩されてはどうでしょう?
鎌倉駅よりタクシー約7分
(僕は北鎌倉駅から歩いたんですが、結構遠かったです)
報国寺のURL
おわりに(マクロレンズデビューにはモッテコイ?)
わたしも愛用しているニコンのマクロレンズ Nikkor Micro 55mm F3.5を紹介してみました。
自然の写真を撮りに行く時ってどうしても接写して撮りたくなったりしませんか?
そんな時に持っておくと撮影の幅がグンっと広がります。
上にも書いているようにとてもリーズナブルに入手できるレンズですが、ただ安価なレンズと言う訳ではなく写りからは十分な満足感を得ることが出来ます。
デジタル一眼レフやミラーレスをお持ちで、「マクロレンズが欲しいけど高くて手が届かない」と悩まれている方にオススメしたいレンズです!
¡Disfruta de la vida con la cámara!
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フィルムはたくさん撮っているので、順番に作例記事などをあげていきますので、たまにのぞいてみてください!