
今回は、バブルボケ(玉ボケ)で人気なFUJINON 55mm F2.2を紹介したいと思います。
かなりボケるレンズなので、インスタグラムでもこのレンズのハッシュタグを見かけることがかなり増えてきました。
作例なども載せているので興味がある方は、是非最後まで読んでいただければ。
FUJINON 55mm F2.2の基本情報

FUJINON 55mm F2.2は1970年代に富士フィルムが販売していたフィルムカメラ用のレンズです。
今はもちろん製造されていませんが、バブルボケが魅力的で人気が出てきているのかインスタグラムなどSNSでよく見かける様になりました。
FUJINON 55mm F2.2には2種類のマウントが存在するので、使いたいと思っている方は購入する時にマウントがどっちか注意が必要です。
- 前期型:M42マウント
- 後期型:AXマウント
因みに現在販売されている富士フィルムのミラーレス機で採用されている「Xマウント」とは違うので、ご注意を!
マウント | M42 |
レンズ構成 | 4群4枚 |
最短撮影距離 | 0.6m |
絞り羽根枚数 | 5枚 |
フィルター径 | 49mm |
重量 | 135g |
製造国 | 日本 |
お値段
ヤフオクとかで簡単に見つけることが出来るレンズです。
大体5,000円もあれば購入できます。時には2,000円台で購入することもできたりします!
富士フィルムのFUJICA STシリーズのカメラ本体とセットで販売されていたりするので、富士フィルムのカメラを触りたい方は、セットで購入するのもありかなと思います。
FUJINON 55mm F2.2のためのマウントアダプター
FUJINON 55mm F2.2は基本情報にも記載しましたが、M42とAXの2つのマウントが存在しているので、購入して使用する際にはどちらのマウントなのか確認しておかないといけません。
今回ご紹介するのはM42マウント用のアダプターです。
僕は下で紹介している『K&F Concept』が販売しているM42マウント用のマウントアダプターをSONYα6600を使用しています。
このマウントアダプター は少し厚いのですが、バブルボケを楽しむだけではなく、無限遠もちゃんと出るので風景の撮影もできます!
FUJINON 55mm F2.2には独自の爪があるので削って使用する場合もある様ですが、このアダプターでは何の問題もなくつけることができました。



作例 SONY α6600に装着して・・・
SONY α6600のセンサーサイズはAPS-Cなので、35mm換算するとこのレンズは55mm×1.5=82.5mmでの撮影になります。
82.5mmと言われると中望遠と言い切ることができてしまいますね笑
荒川付近をサイクリングしながら撮ったり日常を切り撮ってみました。
荒川沿いを


曇り空だったので少し暗めの写真になっています。
ボカすとソフトなタッチの表現になりますが、風景を切り取ってみるとキリッとした描写を見せてくれました。
子供を

息子の横顔をパシャリ。
絞りを開放で目にピントを合わして撮るとこんな写真になりました。
ピントが合っていない箇所以外も柔らかい表現がされています。

子供が大好きな木のリング。
温かみのある写真になりました。
光を活かすとまた違った写りとなりますね!
ベランダのプランターを


ベランダで育てているハツカ大根を撮影してみました。
夜景の点源じゃなくてもここまでのバブルボケが出るのは本当に楽しいですね!
旬の花を
旬の花たちや植物たちを撮ってみました。
背景に何を持ってくるか少し工夫してみるとバブルボケの楽しみ方が増えそうです。
個人的に好きなのはバブルボケは出ていないですが、キバナコスモスの写真の雰囲気が気に入っています。
オールドレンズ ならではの柔らかい写りに魅了されました。
焦点距離を変えて
0.6m 1.0m ∞
同じ風景を撮影焦点距離を変えて撮ってみました。
最大限にボカすと大きなバブルボケが現れました。
焦点距離を1.0mで撮影すると小さな玉ボケになりました。
バブルボケもいいですが、少し小さめの玉ボケも個人的には捨てがたいです。ただ、このサイズの玉ボケだとわざわざFUJINON 55mm F2.2を使う必要がないんですが笑
あと気になったのは、同じ条件で撮影しているんですが、1.0mの時の写真が他の2枚より青味がかかっていること。
理由がお分かりになる方、是非教えてください!
作例 MINOLTA X-700に装着して・・・

愛用しているMINOLTA X-700にマウントアダプターをつけて撮影してきました。
場所は江東区の木場公園周辺をぶらぶら。
プロ仕様のフィルムと言われているEKTAR100のおかげもあって、良い色合いが写し出されています。
バブルボケが評判なレンズなので、丸ボケの写真も数枚撮ってみました。
キバナコスモスの写真の1枚は抽象画みたいになってしまいましたが、それはご愛嬌で笑
旅行や写真についての記事が多めのサイトを運営してます!フィルムの作例もたくさん載せているので、是非いろいろ見てください!